ジャカルタ→台湾→着物を着はじめました。
着物を好きになって、着始めて、
丸4年が経ちました。
着物生活も5年目に突入です😊
僕が着物に興味を持ったきっかけは
日本を離れ、他の国の文化に触れたことです。
学生時代はマレーシア、シンガポール、カンボジア、ベトナム、インド、上海、、とアジアの国々を旅行し、
卒業後はNPOに所属し、インドネシアのジャカルタ、そして台湾で暮らしました。
様々な国で、自分が知らなかった、知ってはいたがコレがそうなのか!
という様々な食文化、住文化、衣文化に触れるたびに好奇心旺盛な僕はワクワク、ウキウキと心踊りました。
しかし、その一方で(とくにその国の都心部では)なんか見たことあるなぁ、、、同じような景色だな、、、
と感じる事も多々ありました。
どの国も経済が発展すると、銀色の立派なビルが建ち、カジュアルはTシャツ、デニム、、フォーマルはスーツやドレス。
文明化が進むことで、その土地の、その風土から生まれた文化が感じられなくなっていく。
世界が同じような景色になっていくことに寂しさを感じました。
(高層ビルやデニム、スーツが悪いわけでは決してないです。)
私が生まれ育った日本はどうなんだ?やはり日本も同じように経済が発展し文明化が進むにつれ、感じることができなくなった文化があるのではないか?と考えました。
(日本の場合は西洋化と先の大戦での敗戦が文化に大きな影響を与えたということは後に知りました。)
そんなことを考えているときに、スマホの画面に表示されたのが、
「リオ五輪の閉会式で小池百合子都知事が着物で参加された」という一件のニュース記事でした。
この時、僕はビビッときて、
「そうだ!着物だ!日本には着物があるぞ!」と感じました!!
(嘘ではなく、ほんとにビビッときました。
もともと洋服が好きで、着る物に興味がありました。ジャカルタではお金があまりなく、一食100円で済ますような生活をしていましたが、気持ちが抑えられず1000円のバティックを買ってしまう、、そのくらい着る物は好きでした)
日本に帰国した僕はすぐに上野の男着物専門店藤木屋さんに行き、着物、半襦袢、腰紐、角帯、草履を購入しました。
そして、都内の着物屋(百貨店、チェーン店、町の呉服屋など)を30店ほどおじゃました。
そして出会ったのが現在私が勤めている博多織の織元OKANOです。
これが僕の着物生活のはじまりです。
着物に関する知識は掘っても掘っても湧き出てきてキリがありません。
欲しい着物、帯、羽織、羽織紐、、、
キリがありません!
沼です!!
しかし、僕は着物に出会うことができて幸せです。人生がより豊かになったなと感じています。
(この4年のうちに着物を着ない空白の3ヶ月はございましたが💦)
今後も着物を好きであり続け、着物をはじめ、素敵な文化に触れ、それを伝えていける人間でありたいと思います。
着物生活5年目突入という節目に、これまでを振り返り、こらからの気持ちをまとめてみました。
長分失礼しました。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました😊
2020年10月30日 指首太志
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taishi_sashikubi